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【看護師の役割】治療拒否が強い患者と家族の希望どっちを優先する?

看護師記事

治療が必要なときは病院に入院しますが、そもそも治療を望まないのに家族の希望や事情から入院を強いられてしまう患者さんがいます。

そんな患者さんが入院すると病棟看護師はその意志のくい違いから混乱を招くことがあります。

看護師として医師の指示に従い、治療の処置や看護ケアを行いますが思うように介入することができないことが生じてしまいます。

患者さんの意志を尊重することも看護師の役割であり、家族の意向に沿うことも重要です。

📌患者さんの意志を尊重したいけど家族の受け入れが困難でどうしていいかわからない。

📌治療拒否が強く、どう関わっていいかわからない。

📌多職種間で連携をどう図っていいかわからない。

など、患者さんや家族との関わりで困っていることは多いでしょう。

その際に看護師の役割としてどう関わっていくかを現役看護師がお話ししていきます。

看護師の役割

看護師は入院してきた患者さんの治療の介助や症状の観察、ケアをすることが役割でありますがそれと同時に色々な面で役割を遂行していく必要があります。

患者さんや家族から希望を傾聴する

治療拒否をしている患者さんに対してどうして拒否しているのかを確認する必要があります。

患者さん本人の意識がしっかりしている場合、何があっても自宅で最期を迎えたい、入院して色々処置をされるのは嫌といった意志を持っています。

点滴、心電図モニターによる監視、酸素、経鼻からの栄養、自由が利かないなど理由には個人差がありますが、病院でされる処置全般に対して不満が生じていることが多いです。

入院した時点で了承を得て入院したと考えられがちですが、本人の意思とは逆に家族が希望して入院させられてしまう場合があります。

その原因として

  • 家族だけでは介護するのは困難。
  • 自宅で介護するのは不安。
  • 自宅で介護する気がない。

では、なぜ病院に受診して入院を勧められた際に意志を伝えなかったのか?

といった疑問が出るかと思います。

そこには医師の説明と家族により説得されて入院を許可してしまうということです。

そして実際に入院して治療開始となった際に自分が想像していたものと違いがあると拒否といった結果になります。

医師との連携

看護師は医師の指示に従って患者さんに処置やケアを実施しますが患者さん本人が拒否し、処置やケアをさせてもらえない場合があります。

そういった場合には患者さんが拒否していて処置を続行できないことを医師へ報告します。

医師の判断にもよりますが、どうしても処置やケアが必要となった場合は再度医師から本人へ説明してもらいましょう。

他の方法の対処で患者さんがそれなら良いよと納得してもらう方法で経過観察となることもあります。

看護師は患者さんの意志を確認し、医師へ報告して患者さんが納得のいく方法を選択していくことが重要です。

多職種との連携

入院後に患者さんと家族の意志がくい違っているときは、今後の方向性を看護師だけで判断するのではなく多職種との連携が必要になります。

入院中の状況や今後自宅での環境を整えるため、看護師や医師、ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなど介入している職種で方向性を統一します。

患者さん本人の意思や家族の意見を聞き、どの状況が患者さんや家族にとって一番良い環境になるのかを調整することが重要です。

今回の場合では患者さんは自宅で過ごしたい、でも家族は自宅で介護するのは困難といった意見がくい違っている場合はお互いの意見を取り入れながら多職種間で情報を共有しながら進めていく必要があります。

定期的にカンファレンスを行うことが必須になります。

患者さんの意志を尊重すること

人は生きている限り、意志を尊重されなければなりません

意識がしっかりされている患者さんの場合は本人へ意志を確認することは可能ですが、意識がはっきりしてい場合や認知症で意志が明確でない場合があります。

そのため、人生で何かあった際にどういったことを望むのかを健康なうちに確認しておく必要があります。

  • 突然倒れて救急搬送された際に治療をどこまで望むのか。
  • どのような老後を過ごしたいか。

認知症になり入院しても自己の意志を思うように表現することができないときは、家族からの情報で痛いことは止めてほしいと言っていたということがあると家族間での今後を話し合う際に重要な判断材料になります。

まとめ

治療拒否が強い患者さんの意志と家族の意志を尊重しながら、看護師がどう関わっていくかはお互いの意志を傾聴して多職種間で共有し何が一番の選択肢かを明確にしていく必要があるということです。

患者さんの意志を尊重しながら、家族の現状も把握してお互いが負担にならないように多職種間で調整していきましょう。



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