最近、職場で笑っていますか?

看護師が職場で笑うということは倫理的な面で反することもありますが、看護師が笑顔だと患者さんに影響を与えることになるんです。
患者さんの前で看護師同士で何気ない世間話をしていると、患者さんもその笑いにつられて笑顔になるという場面は経験がないでしょうか?
私は看護師をしていて患者さんの笑顔が見られるととても安心します。
笑う元気があるんだ、調子が悪かったけど笑顔が見られるということは少し調子が良くなったのかなと感じてしまいます。
自分に置き換えてみると、風邪や頭痛などで調子が悪い時はイライラして怒りっぽくなったりしますよね。
患者さんも同じように入院時は無表情で怒りっぽい面が見られる方も居ます。
後に治療して症状や体調が回復してくると発語が多く聞かれたり、体動が活発になったりして表情にも笑顔が見られるのではないでしょうか。
患者さんを観察する際に調子が良くなったサインとして私は捉えています。
📌業務や時間に追われて笑顔になる余裕がない
📌仕事や職場の環境に慣れていなくて笑顔になる場面がない
📌常にイライラして怒った表情や口調で人と接してしまう
という方へ笑顔がもたらす影響力についてお話ししていきたいと思います。
笑顔がもたらす影響

笑顔の研究者;ロン・ガットマンによると
✅ポジティブな心を作る
✅周囲の人を幸せに導く➡スマイルパンデミック=笑顔の伝染
笑顔になると脳が刺激され、脳内にセロトニンという物質が分泌されて幸せな気持ちをもたらす効果あると言われています。
他人の行動や感情を自分のことのように感じるのというものであり、笑顔が伝染するという仕組みです。
笑顔になることで幸せホルモンが分泌されると、ストレスの軽減にもつながります。
笑顔が伝染した患者さんへの影響

✅認知症の予防につながる
✅リラックスして自律神経が整う
✅免疫力がアップして健康的になれる
笑顔になるのが困難な場合は造り笑顔をするだけで効果が得られるとの文献もあります。
笑顔になる方法

気分的に体調が悪かったり、辛い状態だと良い笑顔は作り出せません。
なので、自分のストレスや感情をコントロールする必要がりあます。
✅ストレスは溜め込まない
✅体調管理をする
✅心に余裕を持つ
✅ネガティブなこともポジティブに捉える
✅奇麗なものを見る
✅お笑い番組などを見る

ストレスが自然と溜まってしまうとイライラしたり怒りっぽくなります。
そして、ネガティブなこともポジティブに捉えることもできなくなり、お笑い番組を見る気分にもなれなくなります。
負の連鎖を断ち切るためにストレス発散を上手にして、体調管理をしてリラックスすできる環境づくりをする必要があります。
リラックスすることで心に余裕が生まれます。
泣くこともストレス発散になります。
仕事や職場の環境に慣れていなくて笑顔の場面がないという方は、同僚や話やすい先輩を見つけて会話をするなどして環境に慣れていってください。
決して無理をしないでください。
無理をすると逆に自然な笑顔が見られなくなってしまうため、患者さんへの挨拶や声掛けをする際に笑顔で話しかけてみるのも作戦ですね。
まとめ
看護師が笑顔でいることで患者さんへ良い影響を与えて、患者さんが一日も早く回復することに繋がります。
入院生活は刺激も少なく、高齢者では認知症が進んでしまう危険性もありますので看護師でも簡単にできる笑顔で予防に努めていただきたいです。
自分が笑顔にると患者さんや周囲の人たちが幸せになれるので、意識して試してみてください。
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