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患者さんの急変時の対応はどうする?まずはその場から離れないこと!

看護師記事

入院している患者さんが急変した場面に遭遇した際に看護師はどう対応するべきかのお話しをしていきます。

急性期病棟で働いている方は患者さんが急変した場面に遭遇することは多々あるかと思いますが、慢性期病棟や回復期病棟での急変は急性期病棟に比べて頻度は少ないと思われます。

急変時の対応に慣れていない看護師さん、特に新人看護師さんはその際にどう対応したらいいか戸惑ってしまうケースは多いでしょう。

私も今までに何度も急変の場面に遭遇し焦った経験があります。

📌急変した際にどう対応したらいいか?

📌急変時はまず何をしたらいいの?

📌急変って怖い

📌急変に遭遇したことないから想像がつかない

といった疑問を看護師歴17年の現役看護師が解決していきます。

急変時はどんな対応をするべきか

  1. 人を呼ぶ
  2. 意識レベルの確認
  3. バイタルサイン測定
  4. 全身状態の観察
  5. 主治医または当直医へコールし診察を依頼する
  6. 家族への連絡
  7. 急変発見時からの詳細を記録

人を呼ぶ

急変を発見した際はまずは応援を呼ぶこと!!

発見者はその場を絶対に離れず、患者さんの状態を観察します。

その場に一人の場合はナースコールを押したり、その場から大声で叫び誰かに異常が発生していることを伝えます。

応援が駆け付けたら、それぞれの役割を遂行します。

その際に司令塔の存在が必要になるため、皆で声を掛け合いチームワークで混乱を避けましょう。

それぞれの役割とは、

  • 患者さんの意識レベルの確認やバイタルサインを測定する人
  • 主治医にコールする人
  • 家族へ連絡する人
  • 救急カートや必要物品を準備する人
  • 記録する人

限られた人数で行動する場合は同じ行動を避け、無駄なくスムーズな対応が必須になります。

患者さんの命がかかっているため、一刻も早く対応する必要があるからです。

何をしていいかわからないという場合は、指示塔から出た指示に従い行動するようにしましょう。

意識レベルの確認

声掛けに対して反応はあるか?

痛み刺激に対して反応はあるか?

普段と何が違うのか

意識レベルの確認で良く使用されているのは『JCS(ジャパンコーマスケール)』『GCS(グラスゴーコーマスケール)』があります。

痛み刺激を与える際の豆知

痛み刺激を与える際に皮膚をつねったりすると皮膚トラブルの原因になってしまいます。

患者さんの手や足の爪の付け根(爪に半月状に白くなっている部分)を自分の爪でグッと押すと、痛みが生じます。

試しに自分で行ってみてください。ものすごく痛いです、、、

バイタルサイン測定

意識レベルを観察するのと同時に

  • 血圧
  • 脈拍
  • 呼吸数
  • 酸素飽和濃度(Spo2)
  • 体温

などを測定します。

異常がないか判断する必要があるため、正常値は覚えておきましょう。

全身状態の観察

急変している患者さんがどのような状態になっているのかを観察します。

  • 呼吸状態
  • 発汗
  • 顔面蒼白
  • 排泄状況
  • 腹部の状態

呼吸状態はきちんと正常な呼吸をしているのか、呼吸が不規則だったり浅い状態であるか、努力様か下顎か開口かなど。

Spo2と合わせて観察し、酸素投与の必要性があるか判断が必要になります。

発汗はショック状態になると冷発汗が見られます。顔面蒼白になていないかも含めて観察しましょう。

また、ショック状態となると排便が多量に出ている場合もあります。

腹部の状態も一緒に観察できると何が患者さんに起きているのかが判明することがあります。

医師へコール

急変は看護師だけでは対応できない状況であるため、必ず医師を呼びましょう!!

医師へコールした際は、患者さんがどんな状況でえあるかを簡潔、明瞭に報告する必要が重要です。

報告が上手く伝わらないと緊急性があるかないかの判断が医師もできないため、重要になります。

医師が駆け付けたら、そこからは医師の指示に従い処置や検査を行っていきます。

家族への連絡

患者さんが急変した際は命に関わる内容のことが多いため、家族への連絡は早めに行いましょう。

病院から遠方であったり、高齢で直ぐに行動できないとなると病院に駆け付けた際に何かあった場合には間に合わないという状況になってしまいます。

また、何か処置を行う際も家族の承諾が必要になることがあるため直ぐに連絡しましょう。

家族へ連絡する際の確認事項

連絡してから病院に到着まで何分かかるかを確認しましょう。

遠方で数時間かかるとなると、病院での処置に困ることがあるためです。

高齢であると入院した際に急変することも考えられるという内容のICが入ることがあります。

その際に急変時の対応はどこまで希望するのか家族間で相談してもらい、同意書などで延命の希望を確認している病院もあります。

急変発見時からの詳細を記録

記録は重要になりますので、発見から事細かく看護記録に残す必要(義務)があります。

急変時の現場は慌ただしく混乱します。

そのため、時間は分刻みで経過します。

発見時の状況、バイタルサイン、症状、医師の指示や処置内容を記録する必要があるため記録する人が一人は必要になります。

医師の処置を行いながらの記録は時間のロスになってしまうため、看護師の応援が多い場合は記録係を決めておくと後で記録する際に困ることはありません。

夜勤帯で看護師の人数が足りない時はメモ程度に残しながら処置等を行います。

急変時に必要な処置

急変時に何が必要になるかという点ですが、必要なものはほとんど決まっています。

  • 酸素
  • 吸引
  • ルート確保
  • モニター装着
  • 除細動器

救急カートを準備しておけば、大抵の物品は揃っているため急変時はまず救急カートを病室に運びましょう。

普段から救急カートの内容を把握しておく必要があります。

救急カートには何が準備されているのか把握できていないと、いざという際に混乱してしまいます。

急変は怖いけど、実は怖くない

急変を発見した際は怖いですよね。

私も今までに何度も急変に遭遇して焦るといった場面はありました。

呼吸が止まっていた、洗面台の前で倒れていて意識がないなど今でも思い出すと怖い経験だったと感じます。

しかし、応援を呼んでしまったらチーム皆で協力して急変時の対応を行うので心強いです。

1人で対応するわけではないため、新人看護師さんは先輩看護師さんに協力してもらって乗り越えましょう!!

必ず指示を出してくれる司令塔がいるため、その指示に従って行動していれば間違いはありません。

急変時の対応のまとめ

急変時に看護師がするべき対応は、まずは人(応援)を呼ぶこと!!

そこから患者さんの状態を観察し、医師の指示に従って処置を行います。

急変時の対応は看護師一人で対応するには限界があるため、応援を呼んで一丸となって患者さんを救う必要があります。

急変時の対応は経験を積んでも焦りは常にあります。

慣れるものではありませんが、経験を積みながら患者さんの安全と健康を守っていけたら良いですね。

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