私は看護師歴17年です。
なぜ私は看護師という職業に就き仕事を続けてこれたのかをお話しします。
📌看護師になりたいと思っている方
📌看護師という職業に興味を持たれている方
今、看護師になろうと頑張っている学生さんは多数居ると思います。
看護師になろうと思った経緯は人それぞれあると思いますが、看護師を目指すのに理由は関係ないということです。
看護師になった経緯

私は高校卒業後は大学への進学は全く頭になく、直ぐに就職しようと考えていました。
卒業を目前に就職活動が始まっていましたが、やりたいことはなく取り合えずどっかに就職してやりたいことが見つかったら辞めればいいと軽い気持ちでいました。
学校に来ていた求人の中から給料が一番良かった病院の看護助手という仕事に目を付けました。
求人を見るまでは簿記を勉強していたため、事務仕事をしてOLと言われるキラキラした生活を夢見ていました。
しかし、事務系の仕事の給料は看護助手の給料より遥かに安く迷いましたが安易に給料が高い方を選択しました。
病院就職への第一歩

学校で選んだ病院へ面接に行きました。
看護部長と人生初めての面接を受け、そこで部長は真剣な顔で看護助手の仕事について覚悟はあるか私に確認してきました。
『看護助手の仕事は患者様の排泄物など汚い仕事もしなくちゃいけないけど大丈夫?かなりきつい仕事になるけどできる?』
今でもこの言葉は忘れていません。なぜでしょうね?
当時の私は一瞬考えた記憶はありますが、即答で『できます!!』って答えたのを覚えています。
その自信はどこにもなく、なぜそんなに自信満々に答えれたのか不思議です。
とにかく就職を決めなければという切羽詰まった状態だったからかもしれません。
看護師の道への分岐点

めでたく私は病院へ就職し看護助手として外科病棟へ配属になりました。
全てが初めてで就職して2週間で胃潰瘍になりました。職場へ行くと嘔吐・腹痛といった症状を抱えながら休まず、とにかく出勤しました。
仕事を覚えられず、看護師に嫌味を言われたこともありました。それでも私は受け流していました。
親切にしてくれる看護師や同じ看護助手の仲間が居たからです。
看護助手の仕事も2年経とうとしていた時に病棟主任が私の観察力を評価してくれ、私に『看護師になったら?』と言ったのです。
この言葉が瞬く間に広がり、仲間の看護助手や私の家族までもが応援体制になりました。
それまで私はリアルな現状の看護師を見て、
✔性格がきつい・悪い
✔頭が良い
✔責任が重すぎる
といった風に私には見えていたため、絶対に看護師にはなりたくない!!と思っていました。
しかし、周りの勢いが収まらず私は准看護師の専門学校を受験しました。
看護師になるつもりは全く無かったため、勉強は一切せず落ちる気でいました。
受けて落ちたら周りもそれで納得するだろうと思っていたのです。
ところが、受かってしまったんです!!これは困った、、、と悩みましたね。
なぜ受かったかというと、田舎であり受験者数が少なく倍率が超低かったみたいです。
せっかく受かったのだから、学校へ行こうと決心しました。(ほとんど家族と友達に説得されました)
学校生活は楽しいものでした。勉強も思っていたより興味深いものでした。
新しい友達もでき、辛いことや楽しいことを共有して沢山のことを乗り越えることができました。
無事に知事試験に合格し、准看護師になったのです。
ここが私が看護師として出発する始発点になります。
スキルアップを目指したきっかけ

准看護師として働き始め、色んな業務をこなすのに夢中になっていました。
看護学校の友達はほとんどが進学して地方に行ったんです。
何でそんなに正看護師になりたいのか?という疑問を持っていましたが私は今の仕事を覚えることで精いっぱいだったんです。
徐々に仕事を覚えて余裕が見えてきたとき、准看護師と正看護師の給料の差が大きいことや看護師として極めたい!!
もう一つ上のランクがあるのなら、どうせなら目指したいと思うようになり進学にチェレンジしました。
この部分は『一人で生きていくための準備政策』と名付けています。
結婚は夢見ていなかったため、今後老後まで一人で自立して生きていける準備が必要だと考えたのです。
進学の勉強は仕事との両立は難しく、6年かかりましたが進学コースへの学校に入学しました。
進学コースも順調に終え、国家試験も乗り越えて正看護師になることができました。
色々な状況を乗り越えてきましたが、それから11年正看護師として働いています。
看護師になってみての感想

今自分が看護師として仕事をしているのは、自然な流れできている感じです。
確かに自分の意志で看護師を目指したわけではありませんが、現に看護師として続けてこれたのは自分の意志です。
看護師の仕事は決して楽ではありません。
どちらかというと辛いことのほうが多いです。
しかし、続けてこれた理由として生活のためも大きいですが辛いことの後の嬉しさや感動が大きいんです。
患者様が元気に退院されたり、家族様からの嬉しい言葉だったり、、、その中で自分で達成感を感じ、やりがいを見つけています。
その職場を辞めたいと思っても看護師そのものを辞めたいと思ったことはありません。
確かに今は難しい感染症が流行り、看護師の人材不足問題もあります。
看護師も業務で何か失敗などをすると訴訟問題へ発展するケースも多くありません。
それでも看護師という仕事を続けていくのには、看護師になった人でなければ理解できないかもしれませんね。
私は新人看護師さんや臨地実習に来た学生さんに『なんで看護師になったの?』と聞くことがありますが、ドラマとかで見る理想の答えはほぼ少ないです。
なので看護師になる理由は人それっぞれで何でもいいということです。
まとめ
どんな経緯であれ、看護師になるための理由は自由ということです。
看護師になってからが問題であり、その後もどう仕事をしていくかも自由です。
看護師という仕事を続けていくための目標設定やモチベーションの維持は看護師になってみてから見つかるかもしれません。
興味のある方は是非!!看護師の世界でお待ちしています💛
看護師の仕事に興味を持っている方はこちらの記事も参考にどうぞ。
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